| 「完成工事原価報告書」の「期首・期末仕掛工事」は会社用の決算書には記載欄がありますが、建設業用の財務諸表に記載箇所がありません。
そのため、「完成工事原価報告書」の「仕掛工事」科目の「期首仕掛工事」と「期末仕掛工事」に入力があった場合には、 ソフトでは金額の差を「材料費」、「労務費」、「外注費」、「経費」の割合を計算して、その割合で按分する仕様となっています。
なお按分の割合については、下記例をご参照ください。 ※A=経費 + 労務費 + 材料費 + 外注費
○Aが0ならば、均等按分 例)期首仕掛工事1・・・1,000,000円
<割合> 経費 ・・・25% 労務費・・・25% 材料費・・・25% 外注費・・・25% ↓ 経費 ・・・250,000 労務費・・・250,000 材料費・・・250,000 外注費・・・250,000
○Aが0でなければ、比例按分 例1) 経費・・・100,000円 労務費・・・0円 材料費・・・0円 外注費・・・0円 期首仕掛工事1・・・1,000,000円
<割合> 経費 ・・・100% 労務費・・・0% 材料費・・・0% 外注費・・・0% ↓ 経費 ・・・1,000,000円 労務費・・・0 材料費・・・0 外注費・・・0
例2) 経費・・・100,000円 労務費・・・200,000円 材料費・・・0円 外注費・・・0円 期首仕掛工事1・・・1,000,000円
<割合> 経費 ・・・33.3% 労務費・・・66.7% 材料費・・・0% 外注費・・・0% ↓ 経費 ・・・333,333円 労務費・・・666,667円 材料費・・・0 外注費・・・0 |